
「見ない象、聞かない象、言わない象!」
先日、タイで仲良くしてもらっているご夫婦から、お誕生日プレゼントをいただきました。
前から気になっていた小物(焼き物)です。
私が喋ったなにげない言葉を覚えていてくれたらしく、サプライズな贈り物にビックリ。
そのモチーフは日本でも有名なことわざ、三猿の「見ざる、聞かざる、言わざる」です。
タイのお国柄、猿が象になっていますが、その表情、しぐさがとても可愛いです。
日本語的にも「見ないぞう、聞かないぞう、言わないぞう」となり、良い感じです。
せっかくなので、この”三猿”をネットで少し調べてみました。
このことわざは、「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、
言わないのが良い」と言う意味があります。
米国や欧州、アジア、アフリカなど、世界各地に三猿に似た表現がありますが、その起源はまだ解明されていないようです。
日本には、8世紀頃にシルクロードを経由して中国から伝わったと考えられています。
また、この三猿は中国の孔子の論語が由来という説もあります。
孔子が説く戒めは四つあり、「見るな、聞くな、言うな、するな」ですが、追加されている「するな」とは・・・?
四猿を作った彫刻では、「するな」は股間を両手でふさいでいます。(右側の写真)
もうおわかりですよね。性的なことに関する戒めだと言われています。
日本は最初中国から伝わった時は四猿だったのが、「四猿」を「しざる」と読むことで、「死」を連想させるとか、性的表現は良くないということで、一匹減らして三猿にしたとか、しないとか?
どちらにせよ皆さん、追加の一匹の「するな」も、くれぐれも注意しましょう!(笑)
2017年10月23日(月) 長井