
「バンコクの雑貨屋で、スタバの横流し品を見つけた!」
タイ人は老若男女を問わずコーヒーが大好きです。
昔は「カフェーボラーン」と言って、布フィルターで濾した苦いコーヒーにコンデンスミルクや砂糖をたっぷり入れた甘いコーヒーが主流でした。
ところが、最近お洒落なコーヒーショップが至る所にできています。
米国のシアトル系代表格である「スターバックス」の店舗数もかなりのものです。
スターバックスでは、マグカップなどロゴが入ったオリジナルグッズが売られていますね。
クリスマスなどの季節限定ものや、お店の場所(地域)に関連した名前や地域の名産品をデザインしたご当地ものが販売されています。
タイでは、伝統工芸のベンジャロン焼きのマグカップが販売されたことがありました。
数量限定のため、すぐに売り切れになったようです。
実は製造元の工房をたまたま訪れた時に、出荷直前のものを見たことがあります。
ピンクと水色の2種類あってなかなかの出来栄えで、「これ欲しい、いくら?」と聞くと、店主は「これは売れないから、スターバックスで買ってくれ」と。
「明日出荷だから、来週チェンマイのお店に並んでいるはずだ」と言われてしまいました。
ねばったものの交渉決裂。結局、写真も撮らせてもらえませんでした。
まあ、これが普通です。商道徳をわきまえていて逆に偉いと感心しました。
ところが、先週バンコクへ行った際に立ち寄った雑貨屋でスターバックスのグッズを発見。
あのベンジャロンではなかったものの、スターバックスのロゴが入ったマグカップ、お皿、盃みたいなものが売られていました。Made in Thailandの文字も入っています。
店主に「なんで、ここで売ってんねん」と聞くと、不敵な笑いを浮かべノーコメント。
どう考えてもこれらの商品は横流し品ですね。
興味本位で購入してしまいましたが、中国をはじめこの手の話は結構あります。
それにしても、ベンジャロン焼きの限定マグカップ欲しかったです。
メルカリに出展されているかも知れませんね(笑)
2018年12月10日(月) 長井