
「タイ プーケットのラム醸造所に行ってきました」
前回に引き続き、タイ-プーケットの第2弾です。
今回は私の大好きなお酒にまつわるお話です。
プーケット旅行の目的の一つは、ラム酒の醸造所「CHALONG BAY」に行くことでした。
これも、違いの分かるこだわり Tさんに、タイ産ラム酒のことを教えてもらったからです。
「フランス人が経営する醸造所がプーケットにあるんやで、知ってはった?」と。
プーケットに行かなくてもパタヤのスーパーで買えると聞き、手に入れたのが約3年前。
これがまた美味しい。今まで飲んだラムと一味違いました。
いつかはプーケットに行って醸造所に行こうと思っていたので、念願が叶ったわけです。
当日、「CHARONG BAY 醸造所」に着いたのは正午前。
工場見学は14:00からだと言うので、まずは昼食を兼ねて一杯飲むことにしました。
妻に「ちゃんと下調べせんからや」と、ブーブー言われながら飲んだモヒートは最高です。
結局、昼食に2時間かけながら待ったので、見学前には完全に酔っぱらっていました(笑)
さて、工場見学ですが西洋人のグループと一緒に約10名ほどでまわりました。
(一人450バーツでモヒート1杯付き)
説明してくれたのはタイ人女性でしたが、言語は英語でしたので半分以上は理解できず、ただ銅製の蒸留器やラベル貼りの工程を見て、ふんふんとうなずくしかありません。
(工場建屋内は入場不可で外から見るだけ、写真撮影も不可でした)
ラムの製造方法には2種類あるようです。
バカルディやハバナクラブなどの一般的なラムは「インダストリアルラム」と呼ばれる製法で、サトウキビから砂糖を作るときにできるモセラスと呼ばれる糖蜜で作られています。
このタイプはサトウキビの収穫量にも影響を受けず、年間を通して製造できるのでいつでも大量に安価に製造することが可能です。
一方ここで造られているラムは「アグリコールラム」と呼ばれ、無農薬栽培のサトウキビの搾り汁をそのまま使った手間暇かけたものです。
完成するまでの熟成期間は約8ヶ月、まさに貴重なラム酒ということがわかりました。
見るからにちっぽけな工場で、手造り感満載でしたので、下手に大手と競争しない製法で勝負しているのだなと感じました。
工場見学が終わり、次は試飲会です。
レモングラスやライムなど5つのフレーバーをテイスティングできます。
私個人としては、何も味付けしていないベーシックが好きですね。
妻はお酒がダメなので、ラムレーズンのイタリアンジェラートを食べてご満悦でした。
最後にボトルを買って帰ろうと思いましたが、パタヤのスーパーで買う方が安い。
なぜ製造直販より、スーパーの方が安い?(690バーツに対し675バーツ)
流通のマジックを垣間見てしまった瞬間でした。
というわけで、先週パタヤで2本仕入れてきました。お前はケチか!(笑)
2019年6月19日(水) 長井