
「タイでは普通にへちまを食べる」
いきなりですが、私はキュウリが嫌いです。パクチーはもっと、もーっと嫌いです。
キュウリは青臭いのと食感がダメで、パクチーは匂いも味もその存在自体が許せません。
人にはよくそれでタイで生活できるなと言われますが、それ以外の野菜は大丈夫です。
セロリ、パセリ、ズッキーニ、ピーマンなど、あくの強い野菜も問題ないです。
先日、会社のスタッフと昼食にカオラーケン(並んでいる惣菜を選んでご飯に乗っける)のお店に行った時、キュウリの卵炒めのようなものがありました。
聞くとキュウリではないというので、試しに食べてみました。
「美味い!」、この野菜は何かと聞くと、「ブアッブ(Buab)」だと言う。
スマホの写真を見せてくれましたが、なんと”へちま”だったのです。
へちまというと、化粧水か垢すりのタワシしか思い浮かばず、食材としての認識はありませんでした。小学校の夏休みの宿題でへちまを育てて成長記録を取るなんてこともありましたね。
実は沖縄ではタイ同様、へちまは普通に食べられているようです。
沖縄の言葉でへちまは「なーべーらー」と言うらしく、ビタミンやカリウム、ミネラルが豊富で、暑い夏を乗り越えるのにはぴったりの夏野菜とのこと。
そんなに効果がある野菜ならと、早速スーパーで購入し、料理してみました。
皮を剥き、適当な大きさに切って、椎茸、ミニトマト、鶏肉を一緒に炒め、溶き卵を散らして出来上がり。塩胡椒、鶏がらスープの素、胡麻油で味付けしてみました。
少し泥臭いですが、慣れればOKです。味噌炒めにしたら良いかも知れませんね。
「郷に入れば郷に従う」、その土地の気候に適したものを食べるのが一番です。
さて、沖縄はともかく、日本でへちま売っているんでしょうか?
今度帰ったら探してみます。
2019年8月1日(木) 長井