
「初めてのラオスはタイとほぼ同じ感じ」
先月ラオスに行ってきました。
インドネシアに続きまたも東南アジアですが、これもアセアン加盟国すべてを訪問するための行動です。
ウイキペディアによると、ラオスはASEAN加盟10カ国中、唯一の内陸国。面積は日本の約63%に相当し、国土の約70%は高原や山岳地帯である。人口は約750万人と少ない。北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、南西はタイ、西はミャンマーと国境を接する。計画経済から社会主義市場経済に移行したが、ラオス人民革命党による一党独裁が続いており、現在は中国との結びつきがとても強くなっています。
最近よく耳にする「ゴールデントライアングル経済特区」は中国人が作った中国人のための町のようです。中国ラオス鉄道もそうですし。
私が訪れたのはそこではなく、ラオスの北部に位置する「ルアンパバーン(Luang Prabang)」という人口約6万人の小さな町です。ここは市街地自体がユネスコの世界遺産に登録されていて、ラオス唯一?の観光地なんですね。
バンコクから飛行機で約1時間程度と近いのも楽で良いです。
驚いたのは町のゲストハウスやレストランに旧ソビエトの国旗?が掲げられていたことです。
博物館に居た日本人学芸員の方に聞くと、金の鎌と槌と金の縁取りを持つ赤い五芒星を表示した赤旗は社会主義の象徴であり、ラオス人民革命党の党旗とのこと。
そうでした、ラオスは社会主義国だったんですね。
外国人観光客は欧米人、韓国人、とりわけ多く目にしたのが中国人でした(日本人少ない)
観光といっても寺院まわり、早朝の托鉢見学、ナイトマーケット、クアンシーの滝、メコン川下りぐらいしかありませんし、タイに長く住む私にとっては「タイと変わらへんやん」が個人的かつ率直な感想でした。
仏教国であること、タイバーツがどの店でも普通に使えること、言語もタイ語に似ていること、
トゥクトゥク(3輪車)やソンテオ(トラックの荷台に人が乗る)が町の足になっていること等、
タイにとても似ています。ラオス料理も然りです。
日本は島国で他国と国境が接していないため、日本独自の文化や言語、風習が長く続いて来たのだと思います。
多くの国と国境を接していると、歴史上の紛争、領土争い、また列強による植民地化等で民族、文化、風習が交じり合うこともあったのでしょう。
そう考えると近隣国が似ているのも当然のような気がしますね。
アセアン10ヶ国中これで残りはミヤンマーとブルネイの2国となりました。
ミヤンマーは政情不安で危険、ブルネイは何もない。
さて、どうするか?
2国のハードルは高いですね。
(2024年4月9日 長井)