
「中国での年越し」
新年明けましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はというと今年の年越しは中国広東省の汕头(シャントウ)で過ごしました。
2024年11月30日に、2020年3月以来4年8カ月ぶりに日本人に対する短期滞在ビザ免除措置が再開され、中国旅行もかなり行きやすくなりました。
広東省の中でも潮州(チャオジョウ)、汕头(シャントウ)は潮汕(チャオシャン)と言われ観光名所こそ少ないものの、食べ物にハズレが無いと言われる地方のようで、滞在期間中に食べたものはもれなく美味しかったです。
また、タイにいる華僑の方たちの多くは潮州、汕头からの移民が多く、言われてみればタイ料理のパッシーウ(ผัดซีอิ๊ว)や、クンオップウンセン(กุ้งอบวุ้นเส้น)に似た料理もあり、食文化の継承を感じました。
人口が550万人もいるという汕头ですが、比較的静かで、温暖な気候に育まれた人々は温厚で優しく、居心地のいい街で大変気に入りました。
広州にも何日間か滞在しておりましたが、バンコクよりラヨーンが住みやすいと感じるように、都市部から少し離れた場所の方がやはり私の肌に合っているようです。
気に入った現地の習慣が2つありましたので、紹介いたします。
1つ目は“早茶”(ザオチャー)と言われる朝にいただく飲茶です。
家族や友達同士で円卓を囲み会話を楽しみながら飲茶を楽しむ、そんなゆったりとした時間を過ごす姿をよく目にしました。
家族や友人との付き合いが密であるのも、この地方の特徴とのこと。
2つ目は日常的に“凉茶”(リャンチャー)を飲むということ。
“凉茶”とは、飲むことで体の熱を逃がす作用がある漢方茶のことで、ちょっと不調を感じた時にさっと飲むというお手軽な飲み物です。
“凉茶”屋さんが至る所にあり、地元の方にとても身近なもののようでした。
とても苦くて効き目がありそうですが、私自身効果はあまりわからず。。。
数種類ある中から自分の不調に合わせて選ぶので、適したものを選ぶというのも大切なのかもしれません。
風邪が流行っていますが、今年も一年心身ともに健康で過ごしましょう。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
(2025年1月27日 横畠)