
【ラオスとの国境の町、タイのウドーンターニーへ】
先日の三連休に、学生時代からの友人(タイ人)の実家に顔を出しました。
友人宅はタイ東北部のウドーンターニー県の、ラオスと国境を接するノーンカーイ県寄りに位置しています。
学生時代初めてタイを訪問した際には、1カ月ほど友人宅へ泊まらせてもらい、時にはノーンカーイまで少しだけ足を延ばし、メコン川対岸のラオスをただ眺めるという、なんでもない時間を過ごした思い出深い場所でもあります。
メコン川と言いますが、タイ語ではメーナームコン(แม่น้ำโขง)といい、メーナームが川を意味するため、川の字は重複しているようですね。
また、ウドーンターニーはベトナムからの移民が多く、ベトナム料理店がたくさんあります。
タイ料理のガツンと来る濃い味に弱った胃腸に、あっさりとした優しい味付けのものを食べることができるのもありがたいです。
長い時間を経てタイ人の味覚に変化しているのでしょうか、実際ベトナムで食べた味とは少し違うように感じますが、とても美味しく、ベトナム料理店は地元の方にも人気です。
また、チョンブリー, ラヨーンでは、なかなか好みのローカルのパンに出会う機会がないのですが、ウドーンターニーのベトナム料理店で出しているパンはとても安くて美味しく、訪れた際には必ず食べる物の一つとなっています。
ベトナムもラオスもフランスの植民地だった影響が大きいのだと思います。
この地はタイに居ながら、ラオスやベトナムの文化も感じることができます。
島国の日本で育った私にとって、国境を隔てた隣国から文化が流れてくる土地は、寛容で開放感があり、大変心地が良いです。
その土地で暮らす友人家族もとてもおおらかなため、他人との境界線があいまいで、初めて会った時から家族のように接してくれることにいつも甘えています。
異国の地で安心できる場所があることは大変ありがたく、これからも大事にしたいご縁だと今回の帰省?で改めて感じました。
(2025年8月1日 横畠)